sumaking J/24 須磨ヨットハーバーにて 2007年1月から開催されることになった世界一のJ/24草レース

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2015年10月21日 2015年10月18日(日)須磨キングレースレポート
 今日の須磨キングレースも須磨ヨットクラブポイントレースに組み込まれて開催された。レースレポートはファンタジアンの橋本。
 レース前に気象庁からの安全講習会を1時間受けて、第1レースのスタートが1時間遅れの12時となった。コースは4レグ下流し込みで2レース。コミッティが「いちもくさん」のため、参加はアップウインド、ハングオーバー、カウベル、ファンタジアンの4艇。レーサーとホワイト艇同時スタートで12〜13艇。

 1レース目、風は南西7〜8mくらい。距離一マイル。5人で軽量のファンタジアンはリグを強めに張る。スタートラインはそんなに広くなく、左右ほぼイーブン、潮は満ち潮1ノットくらいライン上をマークから本部船のほうに流れている。ファンタジアンは真ん中か右目でスタートして右海面に行くことにしてスタートを狙う。しかし、本部船側に艇が多く、スタートラインに入れない。上一狙いになってしまったが、20秒前で微妙に本部船の隙間がなく、本部船の右側に入ってしまった。同じように右で入れなかった艇が全部で3艇。それをかわしながら右回り1回転で少し遅れてスタートしようとしたら、ゼネラルリコールとなった。かなりたくさんの艇がリコールしていたように見えた。
 ゼネリコ後の1レース目、今度のスタートもやや上狙いのつもりが上一ポジションになってしまう。本部船との隙間に入れるかどうか。30秒前にアップウインドだかハングオーバーだかはっきり覚えていないが、Jが上一にいる。少し早すぎの様子で、ファンタジアンも上一に入れそう。10秒前、隣のJがベアしてタイミングを計る。ファンタジアンもライン上に来たのでベアして加速する。上一でいいスタートが切れたと思ったら、リコールありのX旗が上がる。うちではないと思いつつ少し心配。無線でリコール艇をコールしてくれているが、声がはっきりせずよくわからない。上一で下マークがよく見えていなかったが、うちは隣より出てなかったよな。とクルーと話しつつセールを引き込む。どの艇も帰らずそのままレース続行。結果として上一からまあまあいいスタートが切れた。しかし、風が強く軽量ファンタジアンには厳しい登り。ジブリーダーを穴4つ下げ、バックステーも引く。右海面に行ったアップウインドがとても速い。上マークへアプローチに返してくる。ファンタジアンも返したが、どんどん登れる風になりオーバーセール。それでもアップウインドに続きJで2位。フリーでは大きな貨物船がコース上に停泊している。アップウインドは早めに岸よりの左海面にジャイブを返して本船を避けている。うちのすぐ後ろにはカウベルが近づいてくる。しかし、そのままどのレグも差が詰められず、だけど抜かれもせずアップウインドが1位、ファンタジアンは2位でフィニッシュ。不得意な強めの風でもよく走れたほう。

 2レース目。風は少し落ちて6〜7m。ファンタジアンのリグは強めのまま。(これもあとで考えればもっとフルパワーにすべきだった。)今度のスタートラインは20度くらい上有利。潮は変わらず1ノットくらいでマークから本部船に流れている。ほとんどの艇が上に集まり、風を逃がしてゆっくりラインに近づいていく。30秒前。ファンタジアンは今度も結果として上一ポジションで近づく。下に大型艇のルパンがいるが、アプローチが早かったため船足を止めている。10秒前ルパンと本部船の間に入り加速しながらスタートが切れる。やった。今度も上一でいいスタートが切れた。タックを返してくる艇はみんな後ろにいる。さっきよかった右海面にタックを返し、登っていく。ハングオーバーが岸よりをダントツで走っている。ファンタジアンもそれに続き右海面を上マークに向かう。今度の上マークへのアプローチは長かったがジャストで近づけた。上マークを回ったらさっきまでダントツで走っていたハングオーバーがいない。
後で聞いたらジブシートがキンクしてリリースできなくなったとのこと。
 上マークでトップだが下マークのアプローチで少し膨らみ続いて回ったアップウインドが高い位置で後ろに迫っている。何とか引き離したいが、自分の前には大型艇のモアがいて、登り角度もいいので、だんだんブランケットポジションになってしまう。続くアップウインドはフレッシュウインドなのでほとんど抜かれてしまう。
マークアプローチにタックを返し、アップウインドとミートしたら、アップウインドは早めにタックを返してくる。ほぼ同じ高さで上マークに向かうが、ファンタジアンは少しオーバーセール。スピードモードにしてアップウインドの前に出られた。1位で2上を回れたがすぐアップウインドが来ている。どちらもジャイブしてポートで下マークに向かう。ここでファンタジアンが油断しているうちに上からブランケットされてしまい、アップウインドに1位を譲り、2位でフィニッシュ。最終レグの真ん中まで1位だったリードを保てず、残念。

 結局アップウインドが2レースとも1位。ファンタジアンは2レースとも2位となった。3位がカウベル。4位のハングオーバーはリコールやジブシートのキンクなど、不運が重なり実力を発揮できなかった。
 来月の全日本、須磨艇の活躍を祈る。